技術士って何?技術者とは違うの? [AD]

技術士って何?技術者とは違うの? [AD]

技術士は国家資格で名乗るには試験合格の必要があり、技術者は特に資格というものが無くとも名乗れる

技術士とは何か?についてですが、技術士は科学技術を応用し、国の発展のために技術を利用し国の発展のために技術を使用する人のことを意味します。
国の発展のために技術を磨くのがこの資格になるため、技術者と比較した場合、技術者は専門性はあるが国のために技術を使用する人物ではないという点にあります。

だから、技術士は国の発展のために技術を使用してもよい分、国家資格という形で国が資格を保有する人物を管理して、技術を悪用して国を陥れようとする人物などについては厳格なる処分を与え、資格をはく奪し、二度と有資格者になることが許されません。

一方、技術者はというと、学んだ技術を悪用しても資格をはく奪されるということはなく、会社などを首になることはあっても、別の会社に就業することも可能ですし、悪用した技術が第三者に評価されれば別の会社に就業することも可能です。

技術者は、資格という点においては定義があいまいであるため、業務として技術を持ってさえいれば技術者という定義になるため、国家資格で定められた資格と比較すると誰でも名乗ることができるという点があります。

教育課程が明確で、国が定めた教育機関を卒業し試験に合格しないと名乗れない

技術士は教育課程が明確であり、国が定めた教育機関にて、専門知識を学んだうえで教育機関を卒業し、各々が専門とする試験に合格して初めて国から技術を持ち国に貢献する人物として登録されます。

一方、技術者は教育課程においては明確ではなく、教育機関に通わずとも第三者もしくは自分が認めれば技術者を名乗ることが可能です。そのため、技術者は、学校においては専門学校のように国からは認められた教育機関ではないが、企業からは認められた教育機関を卒業し、企業からスカウトというような形で就業することはありますが、技術者という名は自称か第三者からによる名になります。

なお、技術者は技術を持たない人物でも名乗ることは一応可能な上、国が資格者として見ていないため、名乗ることにおいては罰則はありません。

一方、技術士は国が管理者であるため、名乗る場合は国に登録が必要で、未登録のものが資格取得者であることを名乗った場合、罪に問われます。試験に合格して資格を取得していても公益社団法人日本技術士会に登録をしていない場合、資格取得者を名乗ることができず、資格取得者であることを名乗った場合は罰則が適応されます。

誰もが名乗り、誰もが取得できる資格ではない

技術士は、誰もが名乗り、誰もが取得できる資格ではありません。なぜなら、試験の合格率がとても低く、難易度が高い資格だからです。この資格は、第1次試験から第2次試験があり、2次試験が特に難易度が高いです。

1次試験の合格率は約半分の50%ですが、2次試験においては10%と狭き門になります。技術部門の違いによって多少の難易度の差はありますが、どの技術部門でも難易度が高いというのが特徴になり、第1次試験を突破した人物は修習技術者という形で実務経験を積みます。

実務経験を得たうえで、今度は第2次試験を受け、第2次試験に合格すれば晴れて技術士であることが認められ、国の管理下に入り資格取得者であることを第三者に名乗ることができます。

一方で、技術者は第2次試験を受ける前段階の人物であるか、試験を受けておらず、自らが技術者であると名乗っているか、職業として名乗っています。

技術者は、第三者が認めるか、職業として自らが名乗ることで周囲に理解してもらえる名の総称であるため、専門知識についてや、技術の応用については高いレベルを持っているかどうかについては不明です。

技術者にも様々な試験がありますが、これは、企業などが技術者という形で就業している人物の実力を見るために設けた資格であるため、ITの技術を持つ技術者の場合、民間企業による技術力の実力を見る試験になり、国家資格のように絶対性はありません。

技術士という資格には絶対性があり、国家資格取得者という名義で活動でき、国に貢献する形で働くことが可能ですが、ひとたび国の発展を阻害する人物であると判断された場合、資格をはく奪され、二度と資格の取得ができなくなるという点が技術者と異なります。両者の資格は、管理されているもしくは管理が必要であるとされている資格であるかどうかという点が最も違う点になります。